
旅行好きの方にとって、飛行機での移動時間は「旅の始まり」あるいは「余韻」を楽しむ大切な時間ですよね。
私自身もフライトは大好きですが、実は飛行機という名の「密室」にいるとき、ついついやってしまう行動がいくつかあるのです。
今回はフライト中についやってしまう、ちょっぴり恥ずかしいけれど共感してもらえるはずの「自分あるある」を、包み隠さずを綴ってみようと思います。
1. トイレに行きたいけど、誰も起こせない「我慢の限界チャレンジ」
長時間のフライトで避けて通れないのが、「お手洗い問題」です。
通路側の席であれば気が楽なのですが、窓側の席に座ってしまった場合、私はもう大変です。
隣席の方がぐっすり眠り込んでいるのを見ると、
「今、起こすのは絶対に申し訳ない」という、強迫観念に襲われます。
水分補給も控えめにし、膀胱と戦うことになります。
「あと2時間くらいは大丈夫なはず」
「今、姿勢を変えたから起きてくれるかも」
と、心の中でひたすら念じながら、「自分の生理現象よりも、他人の眠りを優先する」という、なんとも不毛な我慢大会を始めてしまうのです。
そして、最終的に限界を迎え、小さな声で「すみません…」と隣の人を叩き起こす瞬間。
その時の申し訳なさで、一気に疲労を感じてしまうのは、私だけでしょうか。
2. コールボタンが押せない!客室乗務員さんへの過剰な気遣い
機内でドリンクやアメニティが必要になったとき、座席の上の「コールボタン」を押せますよね。
でも、私はこれが本当に苦手です。
客室乗務員さんが機内食の片付けや他の乗客の対応で忙しそうなのを見ると、「私一人のためにわざわざ来てもらうのは忍びない」と思ってしまいます。
結局、喉が渇いても「次の機内サービスまで待とう」と我慢してしまう・・。
さらに、通路側の席にいる時はもっと厄介です。
サービスの合間の少し落ち着いた時間帯に、
「誰も見ていないうちに、私からギャレーに行って頼もう」
と、コソコソと立ち上がってしまうのです。
客室乗務員さんからすると、コールボタンを押してくれた方が効率的なのかもしれませんし(「あなたもずいぶん楽になるんじゃ?」と呆れられると思いますし)
この「忙しそうな人を邪魔してはいけない」という心理は、フライト中、常に私の中で働いています。
3. 無言で発生する「ひじ掛けの面積問題」
飛行機の座席は、個人の空間が最も狭く感じられる場所です。
特に、隣の席の方との境界線である「ひじ掛け」は、密かに争奪戦が繰り広げられています。
私は通路側の席に座った場合、通路側のひじ掛けを使い、反対側のひじ掛けにはあまり手を置きません。
特にお隣に他の乗客がいる場合にはなおさら。
お隣の方が、少し自分のスペースにはみ出してきて、ひじ掛けを大きく占有していたとしても、そっと自分のひじを引っ込めて当たらないように頑張っちゃいます。
「きっとこの人は、ひじ掛けを両方使っても何とも思わない人なんだろうな~」と、
相手の行動を肯定して我慢しているようで、実は腹は立っています。
直接「ちょっと!私の座席領域、侵犯していません?!」とか言えないんです・・
言えたらすっきりするのでしょうけど、言ったら言ったで後味悪くなるのでは??
??とか、ぐちくちと考える私には、「沈黙=我慢」が情け一番だという、私のルールというか、
マナー?でしょうか。
4. 飛行機を降りる前の「無言の清掃活動」
機体が着陸態勢に入り、いよいよ降機という時。
なぜか「自分が使った場所をきれいにするというミッションを自分に課しているような気がします。
- 配られた毛布は、(適当にですが)畳んでおく。
- ヘッドホンのコードは、できるだけまとめておく。
- ゴミは座席ポケットに放置せず、小さなビニール袋にまとめておく。
何となく散らかしたままにできないというか・・
海外の航空会社でフライトを終えた後、降機時の機内の様子を見ると、日本人が座っていた席と、そうでない人たちの席との違いに驚かされることがあります。
この「後の人のことを考えて美しく去る」という行動は、日本人として誇りに思える「あるある」かもしれませんね。

5. 一人でこそ楽しい「究極のソロ活」
フライト中に何をして過ごすかというアンケートでは、日本人の約8割が「寝る」と回答し、上位は「映画鑑賞」「読書」など、「一人で完結できること」で占められています。
私自身もまさにそうで、わざわざ声をかけて隣の人と会話を始めることは絶対にありません。
そして、夫など同行者が隣にいても、フライト中はヘッドホンをしてお互い好きな映画を見ていることがほとんどです。
旅先でのエネルギーを温存するため、という理由もありますが、フライト中は「誰にも邪魔されずに、自分だけの時間を持つ絶好の機会」でもあるのです。
機内という特殊な環境で、周りを気にしつつも、究極の「ソロ活」を楽しむ。これもまた、私が「飛行機でついやってしまう」大切な時間なのです。
さいごに
今回ご紹介した「あるある」は、どれも「他者に迷惑をかけたくない」という思いが根底にあるんだな、と思います。
時には我慢しすぎて疲れてしまうこともありますが、この奥ゆかしい性質(ずうずうしい?💦)こそが、快適な空の旅を支えている側面もあり、自分で自分を不愉快にさせないための潤滑油のかもしれない、と思うようにしています。
もし、あなたにも「私もこれやる!」というエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!