
今回は、クルーズ業界に革命を起こしたと言われる「ヴァージン・ヴォヤージュ」のフラッグシップ
「スカーレット・レディ(Scarlet Lady)」での5日間。
マイアミを出航し、カリブ海の美しい海を巡る「リビエラ・マヤ」コース。
そこで体験したのは、これまでの「豪華客船」のイメージを覆す、全く新しい大人のための遊び場でした。

「18歳以上限定」が作り出す、洗練された自由
この船の最大の特徴は、「Adult-By-Design(大人のための設計)」。
乗客は18歳以上に限定されています。
船内に一歩足を踏み入れると、そこには子供向けの施設や賑やかなアナウンスはありませんでした。
代わりに流れるのは、選び抜かれたBGMと、スタイリッシュなブティックホテルのような空気感。
静かにカクテルを楽しみたい時も、夜通し踊りたい時も、そこには「大人のための自由」がちりばめられ、守られていました。
とはいえ、あのVirginグループのグループ、です。
大人のためのクルーズといっても、実は別の意味で賑やかなのでは・・と、思っていました。
もしかしたら、時期が1月、2月ということもあったかもしれませんが、そんな感じはみじんもなく、静かでのんびりとした空間が広がっていました。
意外と年齢層は高め、という印象です。

ドレスコードもチップも不要・・・「自分らしく」過ごす贅沢
多くのラグジュアリークルーズでは、フォーマルなディナータイムやスタッフへのチップの計算が気にかかるもの。
しかし、ヴァージン・ヴォヤージュにはそのストレスが一切ありませんでした。
- チップ不要: サービス料はすべてクルーズ代金に含まれています。
- ドレスコードなし: タキシードやドレスは家に置いてきて大丈夫。
お気に入りのスニーカーや、少しエッジの効いたカジュアルな服で、最高のレストランを楽しむことができます。
(水着のままレストランに入るのは、さすがにご法度、ですが・・)
船内では、毎晩異なるテーマのパーティーやイベントが開催されていました。
特に「Scarlet Night(スカーレット・ナイト)」は、船全体が赤く染まる最大のイベントでは、何か赤い服を持参するのが定番だったようです。
パーティーの前のレストランでは、皆さん「Something red」
ドレスコードはないとはいえ、それぞれ着飾ったりオシャレをしたり・・・そこはすごく気合が入っていました。
わたし達も、夕食に予約をレストランに行くときだけは、(少しだけですが)、きちんとした格好で行くようにしていました。

「食のヴァージン」20か所以上のレストランがすべて無料
この船には、いわゆる「巨大なビュッフェ会場」が存在しません。
その代わりに、ミシュラン星付きシェフが監修した20か所以上の本格レストランが揃っています。
- Gunbae(カンベ): 世界初、船上の韓国式BBQ(みんなで乾杯する賑やかな店)。
- The Test Kitchen: 実験室のような空間で、独創的なコース料理を試食のような形で提供されます
- Pink Agave: サボテンのステーキなど本格的で洗練されたメキシカンをいただけます。
- Extra Virgin: 本格的なイタリアンをコースで提供してくれます。
- The Wake:こちらも本格的なフレンチレストラン。伝統的なステーキハウスに現代的なアレンジをしているとか。
- Razzle Dazzle:ベジタリアン向けメニューと、肉料理、スイーツなど豊富。
- The Galley: 従来のビュッフェに代わるフードコート。寿司、タコス、バーガーなどが並び、注文すると運んできてくれます。
その他、アイスクリームやビザ・・などなど数えきれないレストランやショップが揃っていました。
そして・・これらすべてのレストランでの食事が、追加料金なしで楽しめるのは驚きの一言です。
ただし、アルコール類は有料です。


船旅の常識を変える「スマートな滞在」
客室は、ヨットにインスパイアされたモダンなデザイン。
特筆すべきは、バルコニーに設置された真っ赤な「ハンドメイド・ハンモック」

波の音を聞きながらハンモックに揺られる時間は、まさに至福のひととき。
さらに、照明やカーテン、テレビの操作などはすべて室内のタブレットで完結。
専用のスマホアプリを使えば、船内のどこにいても、食事や飲み物をデリバリしてくれます。

究極の寄港地「ビミラ・ビーチクラブ」
リビエラ・マヤ・コースのハイライトの一つが、バハマにあるヴァージン専用のプライベートビーチ「ビミニ・ビーチクラブ」
白い砂浜とクリスタルブルーの海。
船を降りてもなお、ヴァージンらしいエネルギッシュで洗練された体験ができました。

もうひとつの寄港地は、メキシコのコズメル
対岸のプラヤデルカルメンまではプライベートジェットの運行がありました。
わたし達もこのツアーに申し込んで足を延ばしてみました(もちろん、無料、です)

クルーズは「移動手段」ではなく「目的地」そのもの
スカーレット・レディでの航海は、単なる移動手段ではありませんでした。
船そのものが巨大なエンターテインメントであり、最新のトレンドが集まる発信地のようです。
また、移動がすごく楽!
荷物も運ばなくてよい、移動中カラダを横にして寝ていられる・・
実は、日本を発つときには、「人生で最後のクルーズかな」なんて言っていたのですが、これは、やみつきになりそうです💦
次回からは、実際の5日間のスケジュールとともに、メキシコの美しい寄港地や、感動したグルメの数々を詳しくご紹介いたします。